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ネットギア、4Uサイズの60ベイラック型NAS「ReadyNAS 4360X」「ReadyNAS 4360S」

ReadyNAS 4360X

 ネットギアジャパン合同会社は、SATA HDDを60台搭載可能な4Uサイズのラックマウント型NASキット(ディスクレスモデル)「ReadyNAS 4360X」「ReadyNAS 4360S」を6月8日から販売開始した。価格は両製品とも180万円(税別)。

 新製品は、これまでのReadyNASと同様に、従来は大企業向けの高級製品にしか搭載されてこなかったデータを保護するための諸機能を、中小企業向けに適した価格で標準装備するモデル。インテル製サーバー向け最新CPUと大容量メモリを搭載し、同時アクセス環境におけるファイル共有、バックアップ、仮想マシンのリモートドライブ、ディザスターリカバリーに適している。

 両製品とも、10Gigabit Ethernet(GbE)ポート(ReadyNAS 4360Xは10GBASE-T、ReadyNAS 4360Sは10G SFP+)を2ポート搭載。2つの10GbEポートを束ねるリンクアグリゲーション機能により、最大20Gbpsの高速通信と、片側のポートが故障しても通信を継続できる冗長化を実現。CPUにXeon E3-1225v5(3.3GHz、クアッドコア)、16GB DDR4 ECCメモリ(64GBまで拡張可能)を搭載。10GbEのアグリゲーションにより同時接続数160を実現した。

 mini-SASポートを3つ搭載し、拡張ユニット「EDA4000」(24ベイ)を最大3台接続可能。本体の60ベイと合わせて合計132ベイとなり、10TBのSATA HDDを搭載すると1320TB(1.32ペタバイト)の大容量バックアップストレージを構築できる。

 ファイルシステムにBtrfsを採用し、実施回数無制限のスナップショット機能を実装。最短1時間感覚でファイルの変更を記録し続け、誤って上書きしたファイルや失われたファイルを任意の時点の状態に復元できる。

 このほか、長期間アクセスの無いファイルを保護するビットロットプロテクション機能や、他拠点のReadNASにバックアップを行う無償で使用可能なリモートリプリケーション機能を搭載。追加費用なしで利用できるアンチウイルスソフトも標準搭載する。