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ネットギア、1Uサイズに12台のHDDを収容できるNAS「ReadyNAS 2312」

 ネットギアジャパン合同会社(以下、ネットギア)は26日、12ベイのラック型NAS「ReadyNAS 2312」を販売開始すると発表した。12台のHDDにより最大120TBもの大容量ボリュームを構築可能なことから、データバックアップやIPカメラの監視データ保存などに適しているという。価格は、ディスクレスモデルで30万円(税別)から。

 ReadyNAS 2312は、1Uラック型ながらも12台の3.5型HDDを内蔵できるNAS製品。12台のHDDを搭載するためには、従来は2Uラック型のサイズが必要だったが、同製品は1Uラック型で12台のHDDを搭載できるため、設置スペースを半分に削減できるとした。

 CPUにはインテルのAtom C3538(2.1GHz、クアッドコア)を採用したほか、リンクアグリゲーションに対応する1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T×4ポートを備え、クライアントからの高速アクセスを実現する。

 また、1)RAID、2)回数無制限に実施可能なスナップショット取得、3)無償のウイルス対策ソフト、4)アクセス頻度の低いバックアップデータの破損を自動検知・復旧するビットロット・プロテクション、5)リモート複製機能による遠隔地バックアップ、といった、ReadyNASシリーズが特長としている「5レベル・データプロテクション」は引き続き採用した。なお、RAIDは0/1/5/6/10/50/60を設定でき、HDDの台数に基づき、最もデータの保護を手厚く行えるRAIDレベルをNASが自動選択する「X-RAIDモード」も搭載しているとのこと。

 このほか、ボリューム暗号化(AES 256ビット)機能、外出先からNASへのアクセスを可能にする「ReadyCLOUD」機能なども利用できる。

 ラインアップには、4TB HDD×12を内蔵するディスク内蔵モデルと、ディスクレスモデルを用意する。価格はそれぞれ、110万円(税別)、30万円(税別)。