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Zabbix、SNMPトラップ変換ツールやチャット連携プラグインなどを提供
2017年6月5日 17:17
オープンソースの統合監視ソフトウェア「Zabbix」を提供するZabbix Japan合同会社は5日、Zabbixを利用した監視に活用できるZabbix用SNMPトラップフォーマットツールと、インターネット上のチャットサービスへ通知を連携できるプラグイン2種類をリリースしたと発表した。
このうち、前者のZabbix用SNMPトラップフォーマットツールは、ZabbixでSNMPトラップを監視するために、受信したSNMPトラップをZabbixが取り込める形式へ変換するツール。インストール後、設定不要で利用開始できるほか、Zabbixに適したフォーマットで連携可能なため、面倒な設定を省けるという。
また、日本語の文字列への対応、トラップ内文字列のエンコード変換機能を備えており、WindowsやUNIXサーバーから送信される、異なる文字コードのトラップの監視も行えるとしている。
一方、プラグインはSlack通知、およびHipChat通知を行えるプラグインが提供される。これらを利用すると、インターネット上のチャットサービスとして広く利用されているSlack、HipChatへZabbixの障害通知を連携できるようになる。
チャットはメールと比べ通知のリアルタイム性に優れるのみならず、アプリを利用することにより、スマートフォンへのプッシュ通知を行えるとのこと。さらに、HTTPプロキシ経由の通知に標準で対応し、Zabbixサーバーから直接インターネット接続が行えない環境でも活用可能とした。
これらはZabbix Enterpriseカスタマーポータルより無料でダウンロードでき、ユーザーの導入しているZabbix環境で活用できるほか、アプライアンス製品「Zabbix Enterprise Applianceシリーズ」で利用できるプラグインファイルも提供されている。
なお、SNMPトラップフォーマットツール、Slack連携オプションは「Interop Tokyo 2017」のShowNet環境にて実際に活用し、数百台規模のシステム監視にも活用できることを実演するとのことだ。