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ブレインズテクノロジーとアラクサラ、機械学習を用いたITシステム向け障害検知ソリューションを共同検証

 ブレインズテクノロジー株式会社とアラクサラネットワークス株式会社(以下、アラクサラ)は5日、両社それぞれが持つ機械学習の技術とネットワーク技術を連携させることで、ネットワークトラフィック情報からセキュリティ異常やITシステム異常を検知する監視システムを共同開発したと発表した。

 セキュリティ異常の検知では、ITシステムにおける通常のネットワークトラフィック情報を機械学習で解析。サイバー攻撃、あるいはその結果として生じる、通常と異なるネットワークトラフィックの傾向をリアルタイムに検知し、システムにおけるセキュリティ上の異常を検知する。

 一方、ITシステム障害の検知でも、通常のネットワークトラフィック情報を機械学習で解析し、通常と異なるネットワークトラフィックの傾向をリアルタイムに検知することで、システムのサイレント障害や障害の予兆を検知するとした。

 具体的には、アラクサラのAXシリーズスイッチ、ルータの内蔵センサーや、別途用意されたセンサーアプライアンスによって収集したデータを、コレクタを利用し時系列統計値として抽出。この抽出されたネットワークトラフィック情報を、ブレインズテクノロジーの予測分析プラットフォーム「Impulse」を用いて分析し、異常を検知・通知する仕組みだ。

 なお、6月7日~9日に幕張メッセで開催される「Interop Tokyo 2017」のアラクサラブースにおいて、今回の連携ソリューションのデモを行うとのことだ。