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NTT Securityとサイバーリーズン、MSSとEDRを組み合わせたトータルセキュリティソリューションを展開へ

 NTTセキュリティ・ジャパン株式会社(以下、NTT Security)とサイバーリーズン・ジャパン株式会社(以下、サイバーリーズン)は19日、マネージドセキュリティサービス(MSS)とEndpoint Detection and Response(EDR)を組み合わせたトータルセキュリティソリューションを共同展開すると発表した。

 サイバーリーズンが提供する「Cybereason」は、AIを活用した独自の分析ノウハウを用いて、エンドポイントの膨大なログデータを解析し、サイバー攻撃の兆候をリアルタイムに探知できるソリューション。CybereasonのEDRプラットフォームには、3万の検体を解析し、42のマルウェアやランサムウェア群に分類した独自の振る舞い分析技術と、Deception(おとり)技術を活用し、おとりファイルが暗号化されたことをトリガーにランサムウェアによる攻撃を検知し遮断を可能とする独自の技術が組み込まれている。

 一方、NTT Securityでは現在、NTTコミュニケーションズ株式会社(以下、NTT Com)のセキュリティサービス「WideAngle」などを通じてMSSを提供してきた。今回、そのサービス提供の基盤となるMSSプラットフォームにCybereasonを組み合わせ、未知のマルウェアを検知するトータルセキュリティソリューションを共同展開するという。

 NTT SecurityはMSSに加え、標的型攻撃などの検知後の即時遮断や感染範囲の徹底探索などを含むManaged Detection&Response Service(MDR)を展開しており、そこにCybereasonのEDRプラットフォームを追加することにより、いっそう高度なサービス展開を実現するとのことだ。

 なお今後は、法人向けに共同マーケティングを行うなどのソリューションの展開に取り組み、NTT ComなどのNTTグループ企業を通じてサービスを販売していく。