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NTTグループのセキュリティ専門会社「NTTセキュリティ」、8月1日より事業開始

 NTTセキュリティ株式会社は1日、同日よりNTTグループのセキュリティ専門会社として事業を開始したと発表した。セキュリティサービスを、南アフリカDimension Data、NTTコミュニケーションズ(以下、NTT Com)、NTTデータをはじめとしたNTTグループの事業会社を通じ、世界各国で提供するとしている。

 NTTセキュリティは、NTTグループのうちセキュリティ関連の情報、技術を集約したセキュリティ専門会社。Dimension Dataのみならず、ドイツのNTT Com Security、米国のSolutionaryやNTT Innovation Institute、そして日本のNTT Comなど、グループ各社が持つ高度分析基盤、セキュリティ脅威情報、セキュリティ専門技術を集約した。

 組織は、グローバル本社および米国、欧州、アジア太平洋地域、日本の4つの地域事業本部を設置し、地域と機能に基づくマトリックス組織によって、グローバル統合と、地域固有の顧客のニーズに対して、的確な対応を両立するとしている。

 現時点で世界14カ国に拠点を展開しており、今後、NTTグループの事業会社と連携して、さらなるエリア展開を進める考えだ。

 具体的なサービスとしては、顧客のセキュリティ管理ライフサイクル全体をサポートするマネージド・セキュリティ・サービス(MSS)、およびセキュリティ専門プロフェッショナルサービスなどを展開する。

 そのうちMSSでは、24時間365日対応の高度セキュリティ分析官と独自開発のセキュリティ情報分析基盤により、サイバーセキュリティにかかわる脅威検知・重篤度判定、即時報告、改善提案、即時脅威隔離・遮断などを実施する。

 またセキュリティ専門プロフェッショナルサービスでは、高度セキュリティ技術者が、ITシステムにおけるセキュリティリスクの調査と対策、セキュリティインシデント発生時における対応、インシデント原因・被害の調査分析など、高度なセキュリティ専門技術に基づく技術支援サービスを提供する。

 なお日本では、NTT Comとの連携のもと、同社の「WideAngle」ブランドでMSSやエンジニアリングサービスを提供するとのこと。