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NEC、Xeon搭載エンタープライズサーバー「NX7700x」の1ソケット/2ソケットモデル

UNIXサーバー「NX7700i」のItanium 9700番台搭載モデルも製品化へ

 日本電気株式会社(以下、NEC)は17日、Xeonプロセッサを搭載した基幹業務向けエンタープライズサーバー「NX7700xシリーズ」において、高度なRAS機能をサポートするマルチノードサーバーを2モデル追加すると発表した。また、UNIXサーバー「NX7700iシリーズ」では、Itanium 9700番台を搭載した新製品を2017年度下半期より順次製品化する。

 NX7700xシリーズは、x86/x64プロセッサのXeonを採用しながらも、NEC独自の技術で実現したRAS機能を搭載することなどにより、メインフレーム/UNIXサーバークラスの高信頼性・高可用性を盛り込んだエンタープライズサーバー。

 新モデルのうち「NX7700x/A4012L-2D」は2ソケットのサーバーを最大2ノードまで、「同/A4012L-1D」は1ソケットのサーバーを最大2ノードまで搭載可能なマルチノードモデルで、OS環境としてLinux、VMwareおよびWindowsをサポートする。

 NEC独自のサービスプロセッサ技術とファームウェア技術で実現したRAS機能をサポートし、こうした機能をOracle Database Standard Edition2も利用可能な2ソケット/1ソケットサーバーにも投入することで、多様な規模の高信頼システムに対応するという。

 また、最長10年の長期保守に対応した「長期保守対応モデル」、CPUリソースの最適化が可能な「COPTモデル」を用意し、システムの長期安定稼働を実現するとした。

 価格(税別)は、NX7700x/A4012L-2Dが355万5000円から、X7700x/A4012L-1Dが322万6000円からで、いずれも8月31日の出荷開始を予定する。

NX7700x/A4012L-2D

 さらに今回は、NX7700xシリーズの特長を生かしたデータベースの基盤高速化ソリューションもラインアップを強化した。Oracle Database 12c R2を活用した「NEC Oracle Database高速化ソリューション」、SQL Serverを活用した「NEC Microsoft SQL Server 高速化ソリューション」を新たに販売開始する。

 これらのソリューションでは、オールフラッシュストレージのiStorage Mシリーズを採用し、最適化したベストプラクティス構成を提供することで、データベース新規ビジネスの迅速な立ち上げを行えるとしている。

 一方、Itaniumを採用するUNIXサーバーのNX7700iシリーズでは、最新のItanium プロセッサ9700番台を搭載した新製品を、2017年度下半期より順次販売開始する予定。OS環境は従来通りHP-UXをサポートする。