NEC、ビッグデータや仮想基盤に最適なエンタープライズサーバー

NX7700x/A2080H-240

　NECは15日、ビッグデータ活用や大規模統合基盤の構築に最適なLinux対応エンタープライズサーバー「NX7700x/A2080H-240」を発売した。価格は4567万7800円（税別）から。

　昨今、街や公共交通などのパブリックセーフティやエネルギーの需要予測など、ビッグデータを活用した社会インフラ分野のIT基盤には、大量かつ複雑なデータ処理を行うための性能と大規模な拡張性が求められている。また、企業内の複数業務を仮想化基盤上で統合するニーズも増加。新製品はこれらのニーズに応えるもの。

　ノードあたり15コアのXeon E7 v2製品ファミリーを最大16個（240コア）、最大12TBメモリを搭載可能。

高さ18Uに最大8枚のブレードサーバーを搭載可能。物理パーティション機能より、ブレード単位での統合・分割にも対応する。これにより性能の追加・分割が容易になるとともに、分割した各システムにおいて障害が発生しても、ほかへの影響やシステムの全停止を回避できるという。

　また、CPUコアやメモリを監視し、ハードウェア障害の際に障害箇所の特定や障害原因や対策を管理画面に明示する自己診断機能を搭載する。耐障害機能も備え、万谷位置I/Oエラーが発生した場合でも、リトライ処理の実施や対象のI/Oカードをシステムから切り離して、業務を継続することが可能。これらの機能により、高度な分析処理中の予期せぬ中断などのリスクが低減され、社会インフラの業務基盤として運用可能だとしている。

　なお、2013年7月に発表された、NECと米HPでミッションクリティカルコンピューティングやブレード分野における技術開発を促進する協業成果。