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SCSKとコクヨ、企業間取引の事務作業を効率化するソリューション
2017年5月8日 12:27
SCSK株式会社とコクヨ株式会社は8日、コクヨの企業間取引支援クラウドサービス「@Tovas(アットトバス)」と、SCSKのWebアプリ作成・運用クラウドサービス「CELF(セルフ)」を連携させると発表させた。両社は共同で、企業向けの「事務作業効率化ソリューション」を6月から提供開始する。
コクヨの「@Tovas」は、各種業務システムと連携して、帳票配信の自動化を行えるクラウドサービス。CSVデータをクラウドへアップロードすると、あらかじめ設定された書式のPDF帳票を生成し、FAXや電子ファイル、郵送によって取引先への送付までを行うことができる。
一方、SCSKの「CELF」は、現場の業務担当者がExcel感覚でデータベースと連携したWebアプリを作成できるサービス。W従来はファイルベースで管理していた情報をデータベースで一元管理し、リアルタイムに共有・活用可能な環境を提供する。
今回の「事務作業効率化ソリューション」では、各社の業務フローに合わせた注文書業務や請求書業務を、Excel感覚でWebアプリとして作成でき、帳票業務のペーパーレス化、データの一元管理が可能になる。また、プリントアウトやPDFファイルなど取引先それぞれの要望に合わせた形で、FAXや電子ファイル、郵便などを送る業務フローを設定できるという。
PCからの画面操作により、FAXや電子ファイルは送信まで自動で実施されるほか、郵送も代行して行うため、従来は場所に依存して作業を行っていることの多かった、見積書・注文書・請求書などの企業間取引業務においても効率化が可能になるとした。さらにWebシステム化により、企業間取引関連の事務作業状況が一元管理される点もメリットで、無駄を省くことで事務作業が効率化されるとしている。
価格(税別)は、「CELF」が1ユーザーあたり月額1500円、「@Tovas」が1企業あたり月額3万円から。このほか、FAX、電子ファイル、郵便などの利用に応じて従量料金が発生する。