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エンバカデロの統合開発環境「RAD Studio 10.2 Tokyo」、Linuxサーバーサイドアプリ開発などに対応

 エンバカデロ・テクノロジーズ(エンバカデロ)は、クロスプラットフォームネイティブアプリの開発を行える統合開発環境「RAD Studio」の新版「同 10.2 Tokyo」を、3月28日より出荷開始する。

 今回の新版では、Linuxでのサーバーサイドアプリケーションが構築可能になったため、サーバーサイドアプリケーションについて、WindowsとLinuxのクロス開発に対応した。Windows向けに構築したサーバーアプリケーションを、ターゲットを切り替えるだけでLinux向けに構築できるようになる。

 また、モバイルとバックエンドシステムの接続をサポートする中間サーバー「RAD Server」を強化。単一サーバー内で複数の組織向けにサービスを提供できるマルチテナント機能が搭載された。なお、RAD Serverの開発ライセンスは、RAD Studio/Delphi/C++BuilderのEnterprise版以上に含まれる。

 さらに最新プラットフォームへの対応を強化しており、Windowsストアアプリの開発をサポートするなど、Windows 10に対応したさまざまな機能強化、機能改善を行った。Windows以外についても、、macOS 10.12(Sierra)、iOS 10、Android Nougat(7.0)など、最新のOSバージョンに対応したマルチデバイス開発をサポートしている。

 なお、RAD Studio 10.2 Tokyoでは、Delphi/C++の2つの言語を利用可能。単一言語のみを利用できるDelphi 10.2 Tokyo、C++Builder 10.2 Tokyoもラインアップされている。