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双日システムズとCData Softwareがデータ連携で提携、70以上のクラウドアプリが「PolarisGate」の接続先に追加

 双日システムズ株式会社は27日、CData Software Japan合同会社(以下、CData)とデータ連携分野で協業すると発表した。これに伴い、CDataのデータ接続・連携ソリューション「CData ODBC Drivers」や、データベースからREST APIを自動生成するサーバーツール「CData API Server」と、双日システムズのクラウド型EAIサービス「PolarisGate」との連携対応を開始する。

 PolarisGateは、SAP ERPやSalesforceをはじめ、各種システムとの連携モジュールが標準装備されたデータ連携クラウドサービス。月額3万円から利用できる価格面と、1カ月単位で必要な時に必要な分だけ利用可能な柔軟性を持ち、ノンコーディングでシステム連携を行えるという。

 一方のCData ODBC Driversは、標準ODBCを通じてSaaS、データベース、Web APIのリアルタイムデータに直接接続するソフトウェア。CData API Serverは、RDBを接続するだけで、フルスペックなREST APIを公開できるサーバーツールで、両製品ともSaaS形態で提供されている。

 今回のPolarisGateとCData ODBC Driversとの連携では、CData ODBC Driversのライセンスを個別に購入することで、約70のクラウドアプリケーションとの連携がパラメータ設定のみで可能になる。従来、アプリケーション接続を行うには、各REST APIについて理解をした技術者がインテグレーションをする必要があったが、本連携により、こうした知識がなくても接続を行えるとのこと。

 またCData API Serverを用いると、クライアント/サーバー型やスタンドアロン型のAPIを実装していないアプリケーションでも、REST APIでのデータ連携が可能になる。ユーザーごとに権限を設定してAuthトークンを発行でき、APIの利用状況やログも管理可能なため、セキュアなシステム間連携が実現するとした。

 なお、PolarisGateを用いるとCData ODBC DriversやCData API Serverで接続をしたアプリケーションのデータを制御可能になり、インターバル処理やバッチ処理といったタイマー制御や、データの読み替え、フィルタリング、計算処理といったデータの加工を行なうことにより、アプリケーション間のシームレスなデータ連携が実現するとしている。