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クラウドアプリケーションのデータを複製する「CData Data Syncシリーズ」

 CData Software Japan合同会社(以下、CData)は6日、SaaSデータのレプリケーション(複製)を作成するソフトウェア「CData Data Syncシリーズ」を提供すると発表した。クラウド/ローカルのデータベースへ直観的にデータを同期できるという。

 CData Data Syncシリーズは、クラウド上の業務アプリケーションのデータを複製するソフトウェア。アプリケーションを開き、レプリケーションするテーブルとレプリケーション間隔を選択するだけで、ローカルおよびクラウドのデータベースに、複製を簡単に作成できるという。

 データソースはさまざまなものに対応する予定で、第1弾としてはSalesforce、Dynamics CRM、SharePoint Online、NetSuite(英語版)、SugarCRM(英語版)、Zoho CRM(英語版)、Oracle Eloqua(英語版)、HubSpot(英語版)をサポート。これらのサービスのレプリケーションデータベースをローカルおよびクラウド環境に作成できる。

 複製先のデータベースとしては、Oracle Database、MySQL、SQL Server、DB2、PostgreSQL、Amazon Redshift、Access、Cloud SQL、SQLite、SQL Azureに対応した。プラットフォームとしては、Windows版とCross-Platform Unix/Linux/Mac版の2種類を用意する。

 ライセンスは、1年のサブスクリプションライセンスと永久ライセンスが提供され、サブスクリプションでは、期間中のアップデートは無償で受けられる。価格(税別)は、4コアまでのサーバーライセンス、百万レコード/テーブルで、Salesforce Data Syncのサブスクリプションが年間8万4000円、永久ライセンスが16万8000円。Dynamics CRM Data Syncのサブスクリプションが9万8000円、永久ライセンスが19万6000円、など。

 なおCDataでは、オンプレミスのデータベースに複製を作成して定期的な帳票作成を実行する、通信でのパフォーマンス低下を気にせずにBIツールやアナリティクスツールでデータ分析を実施する、ディザスタリカバリ目的でのデータアーカイブで利用する、といった利用例を紹介している。