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インフォテリアと米CDataが提携、ASTERIA WARPの接続先が60件以上増加

共同出資によるCData日本法人も設立

 インフォテリア株式会社と米CData Software(以下、CData)は28日、事業提携を行うと発表した。インフォテリアではCData製品のOEM提供を受け、企業向けデータ連携製品「ASTERIA WARP」のオプションとして日本国内で販売する。あわせて、両社の共同出資によるCDataの日本法人「CData Software Japan株式会社」を新たに設立するとした。出資比率は非公開。

 インフォテリアでは、ASTERIA WARPをはじめ、データ連携ツール「ASTERIAシリーズ」の販売を通じて、さまざまなシステム間の連携とデータの変換を行うロジックを、ノンプログラミングで実現している。また、クラウドデータ連携をよりスムーズに行うため、APIを包含したアダプタ開発にも注力しており、さまざまなクラウドサービスとの連携基盤を容易に構築できるようにしている。

 一方、CDataが手がける「CDataドライバー」は、クラウド/オンプレミスを問わず多様なアプリケーション、データベースおよびAPIへのリアルタイム接続を実現でき、60以上のドライバーをそろえているという。

 今回、両社が協業することにより、ASTERIA WARPの接続先を一気に60件以上も拡大するとのこと。

 具体的な接続先は以下の通り。

CRM/MarketingSugarCRM,ZohoCRM,Oracle Eloqua,Marketo,Google Analytics/Adwords,Hubspot
ERPMicrosoft DynamicsAX/NAV,NetSuite ERP
CollaborationMicrosoft Sharepoint/Exchange/Office 365,Google Apps
DB/BigDataBigQuery,AzureTable,Apache Cassandra,Couchbase
FinTechPayPal,OFX,Square
Social NetworkingTwitter,Facebook,LinkedIn,Hootsuite

 また、共同出資で「CData Software Japan株式会社」を設立し、日本独自のドライバーへの対応を含め、国内の顧客のニーズに合ったサービスの開発・提供が可能になるとしている。

石井 一志