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双日システムズ、基幹システムやクラウド間のデータ連携をノンプログラミングで実現するクラウドサービス「PolarisGate」

 双日システムズ株式会社、マジックソフトウェア・ジャパン株式会社、株式会社アイディーエスの3社は10日、基幹システムやクラウドサービス間のデータ連携をノンプログラミングで実現するEAIツール「Magic xpi」を、Amazon Web Services(AWS)上で稼働し、サブスクリプション提供するサービス「PolarisGate」を発表した。サービス開始は4月。

 EAI(Enterprise Application Integration)とは、企業内やクラウドサービスで使用されるシステムをノンプログラミングで連携し、データやプロセスを統合するツール。

 双日システムズでは、クラウドサービスの台頭による社内システムのマイクロサービス化や、IoTによるモノのネットワーク化などによるデータ連携ニーズの増加を踏まえ、これまでオンプレミスで販売していたEAIツール「Magic xpi」を、AWSで稼働させるクラウドサービスとして提供する。

 パブリッククラウドでの稼働を実現したことで、サーバーの調達や環境設定、ソフトウェアのインストールなどの作業時間を削減でき、最短で1週間での環境提供が実現できると説明。また、サービスは最短の契約期間が1カ月で、期間限定でのデータ連携システムの導入や、EAIツールをスモールスタートで導入したいといった用途に適しているとしている。

 データ連携のフローを自社で作成することが可能なユーザーには、開発環境を提供するサービスを用意。フロー作成から運用までを一括で委託したいユーザーには、フロー作成代行サービスを用意する。また、システム間のデータ連携を容易に行なうためのアダプターも、「Magic xpi」が有するアダプター66種類500機能以上が利用可能で、様々な基幹システムやクラウドサービスとの連携が可能としている。

三柳 英樹