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インテック、SDN技術を取り入れてマネージド型IaaS「EINS/SPS Managed」を刷新

 株式会社インテックは、企業向けクラウドサービス「EINS/SPS(アインス エスピーエス)シリーズ」のマネージド型IaaS「EINS/SPS Managed」において、サービス基盤を刷新し、新機能を追加したと発表した。

 インテックでは、EINS/SPSの第1世代としてマネージド型IaaSのEINS/SPS Managedを2010年より提供。さらに第2世代として、ユーザー自らがポータルから管理を行えるセルフサービス型IaaS「EINS/SPS SelfPortal」を、2013年より提供開始している。

 今回はさらに、EINS/SPS ManagedにSDN(Software Defined Network)技術を取り入れ、第3世代のサービスとして提供する。東京と富山のデータセンター内に新たなサービス基盤を設けており、SDNを実現する製品としては、ヴイエムウェアのネットワーク仮想化ソフトウェア「VMware NSX」を採用した。

 新たなEINS/SPS Managedでは、ルータ、ファイアウォール、ロードバランサーなどのネットワーク機能をソフトウェアで提供するため、新規導入の要望を受けてからサービス開始までにかかる時間を、最大50%短縮。仮想サーバー単位でファイアウォールを設けることにより、セキュリティリスクが発生した際でもネットワーク環境への影響が局所化され、影響を最小限に収められるとした。

 さらに、ユーザーの要望に応じて個別専有機能を用意するので、これまでオンプレミスで実現してきた自由度と安全性を確保しつつ、クラウドの利便性を提供できるとしている。

 新サービスの価格は、最小構成で月額2万円(税別)から。インテックでは、大規模なプライベートクラウドやサーバー統合など、オンプレミスからの移行を検討する企業を中心に展開する考えで、2019年度に20億円の売上を目指す。