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小松工業、クラウドBIダッシュボード「MotionBoard Cloud」を採用 集計作業や間接作業を削減

 ウイングアーク1st株式会社は6日、アルミ冷間鍛造専門メーカーの小松工業株式会社が、クラウドBIダッシュボード「MotionBoard Cloud」を導入したと発表した。

 小松工業は、金型設計・製作、製品づくりの一貫生産体制を敷くアルミ冷間鍛造専門メーカー。同社はこれまで、作業工程を管理するために作業日報を手書き入力し、実績をExcelで集計、報告用資料を作成していたが、作業日報の実績入力に時間がかかるほか、紙ベースのため紛失、汚れなどが発生する恐れがあったという。また、日々のデータ入力を管理者が担当しており、毎日の実績入力が必要で、業務負荷が高くなってしまっていた。さらに、紙ベースの作業日報の管理・保管やトレーサビリティにも工数が掛かってしまっていた。

 さらに、情報のアウトプットにタイムラグが発生し、資料の数字が古くタイムリーな情報がわからない、せっかく集めたデータも部門別で保管され活用しきれていない、集まったデータの精度も低く、信ぴょう性が低い、といった点も問題とされていた。

 そこで、相談をもちかけられた富士ゼロックス長野株式会社では、株式会社シムトップスのiPadによる記録・報告・閲覧製品「ConMas i-Reporter」とMotionBoard Cloudを連携させた、ダイレクト入力とBIツールを活用するリアルタイム可視化ソリューションを提案。小松工業はこの導入を決定後、11月より構築を開始し、12月から運用がスタートしている。

 これにより、入力作業や集計作業、間接作業を削減できたほか、入力されたデータを製造現場に設置したモニターでリアルタイムに可視化されたため、課題に対して迅速な対応を行えるようになったとのことだ。