NEC、三井住友信託銀行による信託業務へのブロックチェーン活用実証実験を支援

　日本電気株式会社（以下、NEC）は25日、三井住友信託銀行株式会社による信託関連業務へのブロックチェーン技術の活用に向けた実証実験を支援すると発表した。

　三井住友信託銀行は、信託関連業務へのブロックチェーンやAI（人工知能）などの活用による、サービス・業務の飛躍的な高度化、効率化などのイノベーション実現に向け、10月からFinTechの実証実験に着手する。

　NECは、三井住友信託銀行に対して、自社内で用いている金融取引におけるブロックチェーン技術の検証環境をクラウド型で提供する。三井住友信託銀行はこの環境を活用し、信託関連業務におけるブロックチェーン技術の活用によるサービス高度化やコスト削減などの実現可能性を検証する。

　NECでは、FinTech関連事業の推進組織として、2016年4月に「FinTech事業開発室」を設置しており、これまで三井住友信託銀行の債権流動化業務システムの開発を支援する中で培った知見も活かし、今回の実証実験を支援する。