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NTT Comとミランティス、OpenStackベースのマネージドプライベートクラウド提供で協業

 NTTコミュニケーションズ株式会社(以下、NTT Com)とミランティス・ジャパン株式会社は21日、、OpenStack環境のマネージドプライベートクラウドをサービスとして提供する「Managed Private OpenStack as a service」などのグローバル展開に向け、協業すると発表した。

 この協業に伴い、NTT Comのクラウドサービス「Enterprise Cloud」内で提供されている専有型ベアメタルサーバーや、NTT Comのデータセンターで運用されるサーバー機器で、「Mirantis Managed OpenStack」を利用できる環境を2016年度中に提供するため、両社での共同開発を開始するという。

 Mirantis Managed OpenStackは、ミランティスが提供する商用OpenStackディストリビューション「Mirantis OpenStack」に、24時間365日保守サービスやオープンソースのソフトウェア、ツールを組み合わせたもの。

 この協業によって提供される環境をユーザー企業が導入すると、プライベートクラウド環境の構築や運用の煩わしさから解放されるとのこと。またパブリッククラウドと同様、多様なニーズに応じたOpenStackベースのプライベートクラウド環境を、迅速かつ低コストに導入・利用可能になるとしている。

 NTT Comでは、通信事業者としての強みを有するクラウド、データセンター、セキュリティ、マネージドサービスなどの各種サービスをグローバルに提供するとともに、世界中の主要データセンター間と「Enterprise Cloud」間を最大10Gbpsの広帯域ネットワークで接続するサービスを提供しており、Managed Private OpenStack as a serviceの環境を、グローバルかつシームレスに提供するという。

 なお両社は、それぞれの強みを生かし、企業の多様なクラウドニーズに対応するOpenStackをベースとしたManaged Private OpenStack as a serviceの提供をグローバルで進めるとともに、運用管理の効率性を高めるManaged OpenStack Infrastructure as a codeの提供も目指すとした。