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NTT Com、世界の主要データセンター間とEnterprise Cloudをつなぐ大容量ネットワークを提供

 NTTコミュニケーションズ株式会社(NTT Com)は15日、世界の主要データセンター間と企業向けクラウド「Enterprise Cloud」をつなぐ大容量ネットワークを提供開始すると発表した。

 今回提供するのは、複数の国/地域や都市エリアをまたぐ、世界30以上のデータセンターのコロケーションスペース内に設置された顧客企業のシステム、およびEnterprise Cloudを無料または低価格で相互に接続する、最大10Gbpsのデータセンター間ネットワーク。世界の主要データセンター間をつなぐ「Nexcenter Connect Global」、世界の主要都市エリア内でデータセンター間をつなぐ「Nexcenter Connect Metro」、世界各国に展開するEnterprise Cloud間、あるいはEnterprise Cloudと主要データセンター間をつなぐ「遠隔データセンター接続」をラインアップする。

 このうちNexcenter Connect Globalは、データセンターサービス「Nexcenter」のオプションとして、複数の国・地域に展開されるデータセンターのコロケーションスペース間を、低価格の大容量ネットワークで接続する。日本や米国、英国、ドイツ、香港、マレーシア、シンガポールなどを対象とし、海外では7月以降順次開始される予定。

 価格例は、首都圏・関西圏の場合、片側ポートあたり10Gbps回線で月額14万3000円(税別)。

 またNexcenter Connect MetroもNexcenterのオプションサービスで、世界主要都市エリアにあるデータセンターのコロケーションスペース間を、低価格、低遅延かつセキュアな大容量ネットワークで接続する。なお、このサービスはすでに米国や英国、ドイツなど海外の一部地域で展開されており、今回、日本でも提供が開始される。

 価格例は、首都圏・関西圏の場合、月額2万3000円(税別)。

 最後の遠隔データセンター接続は、Enterprise Cloudのオプションサービス。世界各国に展開するEnterprise Cloud間を無料の10Gbpsネットワークで接続する。日本、米国、英国、ドイツ、香港、シンガポール、豪州が対象。

 なお、遠隔データセンター接続とNexcenter Connect Globalを組み合わせれば、Enterprise Cloudと複数の国や地域に展開するNexcenterのデータセンター間の接続が可能とした。