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NTTデータ、NTTデータ先端技術、日本オラクル、ハイブリッドクラウド分野での3社協業を実施

NTTデータグループの開発環境に「Oracle Cloud at Customer」を導入

 株式会社NTTデータ、NTTデータ先端技術株式会社、日本オラクル株式会社は20日、ハイブリッドクラウド分野において、顧客データセンター内にIaaSおよびPaaS環境を提供する「Oracle Cloud at Customer」を活用した協業を実施すると発表した。

 協業の第一段階として、2016年中をめどに、「Oracle Cloud at Customer」をNTTデータグループ内の統合開発環境へ組み込む。これにより、NTTデータグループが受注したシステムなどの開発において、ライセンス集約による開発コストの削減、従量課金による開発コストの最適化、開発環境の維持運用一元化によるコストの削減など、開発環境の効率化を図る。また、NTTデータグループ内の新サービス開発における開発環境として、IaaSおよびPaaSを迅速に提供することで、システム開発の俊敏性を高める。

 NTTデータ先端技術では、Oracle Cloud at Customerを活用するために、オンプレミスからクラウドへの移行支援サービスや、リモート監視や技術問い合わせ対応などのクラウドアドバンスドサポートサービス、オンプレミス環境の災害対策サイトをOracle Cloud at Customer上に構築するクラウド災害対策サイト構築支援サービスを提供し、顧客への迅速な導入を推進していく。

協業展開イメージ

 第二段階としては、2018年度内をめどに、NTTデータの開発フレームワーク「TERASOLUNA」を活用したマイクロサービスを展開。また、さまざまな機器データの相互関連付けや分析などのIoTテクノロジーを提供する「Oracle IoT Cloud Service」や、APIの提供を行う「Oracle API Platform Cloud Service」といった、「Oracle Cloud Platform」サービス群を活用。商用エンタープライズ環境において、洗練されたIT技術を軸として今までにない価値や仕組みを提供する「X-Tech」を活用したリーンスタートアップを支援する。

 Oracle Cloud at Customer環境をベースとして、迅速なAP開発を可能とする開発基盤/API基盤や、デバイス情報の活用を促進するためのデバイス間連携基盤、顧客プロファイルなどの多彩なマーケティング情報、オムニチャネルを利活用できる次世代デジタルマーケティング基盤など、各種ハイブリッドクラウドプラットフォームの提供を推進していく。

 今回の協業内容については、日本オラクルが2016年10月25日~26日にウェスティンホテル東京で開催するカンファレンス「Oracle Cloud Days Tokyo 2016」において説明を行う。