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F5、パブリッククラウドでの自社製品導入を促進するため新パートナープログラムを立ち上げ

 F5ネットワークスジャパン合同会社(以下、F5)は19日、パブリッククラウド環境でのF5製品導入を支援するため、新しいパートナープログラム「F5 クラウド パートナー プログラム」を同日より開始すると発表した。

 「F5 クラウド パートナー プログラム」は、パブリッククラウドを活用したインフラ提案・構築において高いスキルを持つクラウドインテグレータやデータセンター事業者が対象。パブリッククラウド環境でF5製品を活用する場合、F5製品のスキルだけではなく、クラウド基盤特有の環境条件の知識が必要となることから、新プログラムにより、パブリッククラウドとF5製品の両方のスキルに精通するパートナーを拡充し、エンタープライズの顧客がクラウド移行時に直面する課題解決を支援するという。

 具体的には、パートナーと、パブリッククラウド環境へのF5製品導入にむけたコンサルテーション、提案・構築・運用支援の提供や、F5製品を組み込んだパブリッククラウドサービスの開発・提供などを共同で行っていく考え。当面はAmazon Web Services(AWS)やMicrosoft Azureを扱う事業者を対象にパートナーを募り、順次、ほかのパブリッククラウドシステムを扱う事業者にも拡張していく予定とした。

 プログラム開始時は、株式会社ISAO、クラスメソッド株式会社、株式会社サーバーワークス、株式会社FIXERの4社が参画する。F5はこれらのパートナーに対し、プリセールス支援やSE向けテクニカルトレーニングなどを積極的に提供し、ユーザー企業のクラウド移行における、F5製品の活用促進を図るとのこと。

 なお今回の発表に先立ち、F5は9月8日に株式会社FIXERと協業し、Microsoft Azure上で動作するセキュリティサービス「cloud.config Secure Cloud」の提供を開始している。今回、パートナープログラムとして体系化したことで、2017年中に20社との協業締結を目標に、パートナーを拡充していく。