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クラウドエースとF5、Google Cloud Platformのセキュリティ強化で協業

 クラウドエース株式会社は30日、F5ネットワークスジャパン合同会社(以下、F5)と、Google Cloud Platformのセキュリティ強化を目的とした協業を行うと発表した。これにより、クラウドエースが提供するGoogle Cloud Platformトータルサポートサービス「クラウドエース」で、「F5 BIG-IP Application Security Manager(以下、BIG-IP ASM)」をはじめとする各種F5製品の利用が可能になる。

 クラウドエースは、Google Cloud Platformの導入支援や、運用サポート、Googleのクラウドを活用したシステム開発などを手掛ける企業。

 今回のF5との協業により、Google Cloud Platformトータルサポートサービス「クラウドエース」の一環として、F5のBIG-IP ASMを活用したインテグレーションを行うことが可能になり、Google Cloud Platformのセキュリティ機能をさらに強化する。

 F5では、Google Cloud PlatformでもF5 BIG-IP仮想アプライアンス(以下、BIG-IP VE)の利用を可能にしており、Google Cloud Platformに対応したクラウドテンプレートも提供している。これらに加え、コンテナ環境でアプリケーションの開発やテスト、スケーリングを柔軟に行うことが可能な「アプリケーションサービスプロキシ」や、コンテナ上で稼働するアプリケーションへのアプリケーションサービス実装を容易にする「コンテナコネクタ」といった、新たなクラウド環境に対応した幅広い製品ラインも追加している。

 クラウドエースでは、Google Cloud Platform上でのアプリケーションを開発可能なDevOps体制を持っており、F5のアプリケーションサービスプロキシやコンテナコネクタを活用することで、アプリケーションを迅速に展開したいという顧客のニーズに応えることも容易になるとしている。

 また、今回発表された協業を通じて、クラウドエースがF5の「クラウドパートナープログラム」に参加するとともに、F5もクラウドエースの「クラウドエースパートナーズ」にソリューションパートナーとして参加。クラウドエースとF5は、今後も共同セミナーの開催などを通じて、両社の協業関係を強化していく予定としている。