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VeritasとRed Hat、OpenStack分野で協業

ビジネスクリティカルなアプリケーションのサポートで

 米Veritas Technologies(以下、Veritas)と米Red Hatは13日(米国時間)、OpenStack上で稼働するビジネスクリティカルなエンタープライズアプリケーションをサポートするために協業したと発表した。

 Red Hatでは、商用OpenStackディストリビューションであるRed Hat OpenStack Platformを提供しているが、Veritasはビジネスクリティカル要件向けの高品質なOpenStackソリューションを構築する場合、VeritasとRed Hat OpenStack Platformの組み合わせが最適であると評価。今回の協業により、Veritasのストレージ管理テクノロジ、DAS、Red Hat OpenStack Platformの3つを組み合わせ、可用性と拡張性の高いOpenStackのIaaS基盤を構築できるようになったという。

 両社は、本番環境のワークロードでOpenStackを導入するためには、システム規模にかかわらず、必要なサービス品質を提供できる効果的なストレージ管理が不可欠と指摘。Veritasでは、Red Hat OpenStack Platformについて、企業のプライベートクラウドインフラとして本番運用に耐えうる世界有数のOpenStackディストリビューションだとした上で、企業が最も要求の厳しいワークロードでも安心してOpenStackを利用できるよう、Red Hatと協業するとしている。

 一方のRed Hatでは、Veritasとの協業により企業ユーザーの選択肢を広げ、Red Hat OpenStack Platformで稼働している従来のティア1ワークロードについて、パフォーマンス要件や信頼性要件を満たせるようにするとのこと。