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アクロニス、あらゆるバックアップデータを一元管理する「Acronis Backup 12」

 アクロニス・ジャパン株式会社(アクロニス)は7日、データ保護ソリューションの新版「Acronis Backup 12」を発表した。障害や災害からのシステムやデータの保護・復旧に加え、ランサムウェアやマルウェアの被害からもシステムやデータを保護するという。
 Acronis Backupは、簡単な操作でPCやサーバー全体をバックアップできるソフトウェア。今回の新版では、統合されたクラウド&ローカルWeb管理コンソールにより、すべての物理マシン、仮想マシン、クラウド上のシステムを簡単に管理できるという。

 また、Acronis Instant Restore機能により、Windows/Linuxの物理システムまたは仮想システムのバックアップをVMware/Hyper-Vの仮想マシンとして実行し、バックアップストレージからそのバックアップを直接マウントできるようになったため、目標復旧時間(RTO)を大幅に短縮可能になった。

 さらに、システム設定を復元先のプラットフォームに合わせて調整するAcronis Universal Restore機能により、あらゆる環境間のシステム移行(P2V、P2C、V2C)に対応。VMware/Hyper-VのCBT(Changed Block Tracking)技術を活用し、前回のバックアップ以降の変更点のみを高速復元する機能も搭載した。

 加えて、ファイル、フォルダ、データベース、メールボックス、電子メール、その他アイテム単位での復元をサポートし、ExchangeおよびSharePointバックアップからの細かな単位の復元が可能になっている。

 ライセンス形態は、1年版、2年版、3年版のサブスクリプションライセンスと、永続ライセンスの両形態を用意した。価格例として、ワークステーション向けの「Acronis Backup Workstation License」の永続ライセンスは9600円、サーバー向けの「Acronis Backup Server License」の永続ライセンスが11万7600円、仮想環境向けの「Acronis Backup Virtual Host License」の永続ライセンスが12万円、などとなっている。