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日本IBM、オールフラッシュストレージ新製品「IBM Storwize V7000F/5030F」を発表

 日本アイ・ビー・エム株式会社(日本IBM)は25日、企業向けオールフラッシュストレージの新製品「IBM Storwize V7000F」および「IBM Storwize 5030F」を発表した。

 両製品は、基幹ストレージに求められるアプリケーションやワークロードの要求に応えるためのコスト効率に優れた、ミッドレンジおよびエントリークラスのオールフラッシュストレージ。

 SANストレージ仮想化ソフトウェア「IBM Spectrum Virtualize」を搭載し、導入済みのストレージ機器も含めて、約400種類におよぶマルチベンダーストレージ環境の仮想統合が可能。仮想化されたストレージ環境に対して、リアルタイムデータ圧縮、シンプロビジョニング、スナップショットなどの機能を適用でき、ストレージの利用効率を向上し、同時にセキュリティー、信頼性、運用管理コストも最適化する。

 また、データの自動階層化、ストレージ・アレイ間でのデータ移行、セキュアなデータ暗号化機能を提供し、災害対策や事業継続性を高めるためにリモートでデータの複製が可能。これらの特徴により、データセンターおよびクラウド環境におけるストレージ基盤の複雑性やサイロ化を排除し、運用管理コストを抑制できるとしている。

 IBM Storwize V7000Fは、Storwize V7000 Gen2と比較して性能が最大45%向上するとともに、ストレージ容量を4倍に拡張したミッドレンジクラスの製品。最小構成価格は919万5800円(税別)から。

 IBM Storwize 5030Fは、オールフラッシュストレージの高い性能と可用性を必要とする中堅企業向けのエントリークラスの製品。最小構成価格は331万9900円(税別)から。

 また、日本IBMでは、ストレージ移行プログラム「フラッシュ・イン(Flash In)」も発表した。他社ストレージからIBMストレージに移行する企業を支援するプログラムで、顧客に5日間のデータ移行と設定サービスを提供。顧客サイトでのシステム入れ替えやアップグレードをスムーズに進められるとしている。