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東芝、米Nimble Storageのハイブリッドストレージを国内で提供

 株式会社東芝は21日、米Nimble Storageと日本市場での総代理店契約を締結したと発表した。これに伴い、同社のストレージ製品を2月より販売開始する。

 Nimble Storageは、HDDとSSDを組み合わせたハイブリッドストレージを提供しているストレージベンダー。中核技術の「CASL(Cache Accelerated Sequential Layout)」により、フラッシュメモリの高いリード性能と、新発想のデータ配列による高いライト性能を組み合わせ、HDD主体の一般的なストレージシステムと比べて、約5倍のI/O性能を提供できるという。

 またCASLでは、データ保護やデータ管理の機能も提供されており、効率的で高速なスナップショットバックアップ、従来より多い世代のスナップショット保管といった機能を備えているとのこと。

 東芝では、こうした特徴を持つNimble Storage製品をミッドレンジストレージとして自社のポートフォリオの中に位置付け、従来より展開している、大規模で拡張性の高いストレージシステムと組み合わせることで、幅広いユーザーニーズに応えていく考え。

 具体的には、以前から展開している金融システム・大企業の基幹業務管理システムといった大規模システムに加え、サーバーやデスクトップの仮想化、メールなどの情報系システム、さらには中堅・中小企業向けのシステムにも対応できるようになるとしている。

石井 一志