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近畿日本ツーリスト、オラクルのクラウドで法人営業のデジタル・マーケティングを推進

 日本オラクル株式会社は16日、近畿日本ツーリスト株式会社が、マーケティング業務向けクラウドサービス「Oracle Marketing Cloud」のマーケティング・オートメーション製品「Oracle Marketing Automation(Oracle Eloqua)」を採用したと発表した。

 近畿日本ツーリストでは、約1000名の法人営業担当者が電話や直接訪問による営業活動を中心に行っていた。しかし、案件ごとにカスタマイズが必要な法人向けサービスでは、見込み顧客の開発から受注に至るまでの営業プロセスにおいて、より効率的な営業活動に向けて課題があったという。また、インターネットからの旅行申し込みも増えており、旅行代理店としてデジタル化へのシフトは避けられない環境でもあったとのこと

 こうした背景から、顧客との接点を保ちつつ、デジタルマーケティングを活用した、より効率的な営業活動を支援する仕組みが求められており、顧客との継続的な関係構築による満足度向上、営業が付加価値の高い営業活動を実施することを目的として、Oracle Marketing Automationを採用。このたびシステムが稼働を開始した。

 具体的には、見込み案件の確度の高さを数値化するOracle Marketing Automationのスコアリング機能を活用し、見込み案件をセグメンテーションしてポイントで分類。判別しやすくすることで、営業が優先的に対応する案件を効率的に精査できるようにした。

 また、「どの顧客が何に、どの程度関心を持っているのか」を的確に把握可能なため、製品情報を顧客にタイして適切なタイミングで提供し、自社が提供する企業法人向けサービスへの関心と理解を深めることが可能になったという。

 さらに、既存の営業支援を行う自社の基幹システムとOracle Marketing Automationがシームレスに連携できる点も評価されたとのこと。