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SDN利用時の柔軟性を向上、アライドテレシスが無線LAN AP用SDN/OpenFlowライセンスを強化

 アライドテレシス株式会社は、無線LANアクセスポイント「AT-TQ4600」「AT-TQ4400」用のOpenFlowライセンス「AT-TQ4000-FL15」をバージョンアップし、8月15日より販売を開始した。

 AT-TQ4600/4400は、IEEE 802.11a/b/g/n/acに対応した無線LANアクセスポイント。単体で動作するスタンドアローンモードを備えるだけでなく、無線LANコントローラによる集中管理に対応するため、幅広い用途に利用できる。一方、AT-TQ4000-FL15は、この両製品をSDNコントローラ製品のSDN/AT-SESCで管理できるようにするライセンスだ。

 そのAT-TQ4000-FL15の新版では、まず、Wireless Radio Separation/Virtual Access Point(VAP)機能を追加。VAP機能を有効にすることで、通常版のAT-TQ4400/TQ4600同様、別個のSSIDをラジオごとに設定可能になる。これにより、異なるSSIDでの運用が望まれる学校や病院でも、SDNコントローラ製品の「SDN/AT-SESC」が利用しやすくなるとのこと。

 さらに、AT-SESCとの接続が何らかの理由によりなくなった場合でも、通信をVAPで設定したVLANを用いて継続可能とする、クリティカルモードを新たに搭載した。

 また、独自のSDN機能「AMF(Allied Telesis Management Framework)」のノード管理ソフトウェア「AT-Vista Manager」との連携に対応した。AT-Vista Managerは、AMFに対応したスイッチやルータ、UTM、無線LANアクセスポイントの管理機能を提供しているが、今回の連携により、SDN版として動作するAT-TQ4400/TQ4600の無線、およびコンフィグのバックアップと復旧が可能になる。

 AT-TQ4000-FL15の価格は5万5000円(税別)で、バージョンアップ後も価格変更はされない。