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アライドテレシス、IEEE 802.11ac対応の企業向け無線LANアクセスポイント

 アライドテレシス株式会社は26日、IEEE 802.11ac対応無線LANアクセスポイント「AT-TQ4600」「AT-TQ4400」を1月28日より出荷開始すると発表した。また、これらに対応した無線LANコントローラ「AT-UWC」用ソフトウェアVer.3.0.0のダウンロードを、1月26日より開始している。

 「AT-TQ4600」「AT-TQ4400」は、IEEE 802.11a/b/g/n/acに対応した無線LANアクセスポイント。単体で動作するスタンドアローンモードを備えるだけでなく、無線LANコントローラによる集中管理にも対応するので、幅広い用途に利用できるという。

 5GH帯はW52・W53チャンネル帯(チャンネル数8)に加え、屋内外で利用が可能なW56チャンネル帯(チャンネル数11)に対応しているため、電波干渉の少ない5GHz帯での無線ネットワークを柔軟に設計可能。1台のアクセスポイントを複数のアクセスポイントとして動作させるVAP機能を備え、2.4GHz帯、5GHz帯ごとに最大16個(推奨は5個以内)のVAPを作成することができる。

 また、アライドテレシスの既存アクセスポイントで定評のあるという「APクラスター機能」を搭載。複数のアクセスポイントでひとつのグループを構成し、AP間の設定情報の共有(同期)やチャンネルの自動管理を行えることから、複数のアクセスポイントの設定や運用管理のコストを削減できる。

 なお、新製品のうちAT-TQ4600は3空間ストリーム、AT-TQ4400は2空間ストリームに対応。PoEの受電機能もAT-TQ4600がIEEE 802.3at、AT-TQ4400がIEEE 802.3afに対応している。

 価格は、AT-TQ4600が12万9800円(税別)、AT-TQ4400が9万8900円(税別)。

石井 一志