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日本ヒューレット・パッカード、ハイブリッドクラウド性能を最適化するビッグデータ対応の監視スイートを発表

 日本ヒューレット・パッカード株式会社は25日、分析機能を活用したIT部門向けのIT運用ソフトウェアとして、ハイブリッドアプリケーション性能のダッシュボード表示をリアルタイムで提供する「HPE Operations Bridge(OpsBridge)」スイートの提供開始を発表した。

 「HPE OpsBridge Suite」は、高速データ分析用データベース「HPE Vertica」と組み合わせることで、顧客の実行する既存アプリケーションとクラウドネイティブアプリケーション、ハイブリッド環境を自動的に検索、監視、管理する。システムイベントのロケーションをピンポイントで指し示し、その後のイベントを予測可能な、過去データへの洞察を実現することで、根本原因の検出を迅速化。複雑なワークフローで自動化スクリプトを使用し、手作業の運用の必要性を低減する。

 リアルタイムのビジネスバリューダッシュボードはタブレットにも対応し、役員や運用のニーズに応じてカスタマイズ可能で、ほぼあらゆるタイプとソースのビジネス、IT、オンラインのデータを表示できる。

 Microsoft Azure、Amazon Web Services(AWS)、Docker、HPE Helion OpenStackおよびその他のOpenStackディストリビューションに対応。既存ツールからITデータを統合することで、100種類以上のサードパーティ製統合ツールをサポートし、IT管理プロセスを単純化する。また、Slack、HipChatなどのチャット製品との連携により、修正措置、状況のアップデート、インシデントの作成、修正の自動化に対応する。

 製品は、「Operations Manager i(OMi)」「OMi Management Packs」「Business Value Dashboards」「Operations Bridge Reporter」「Operations Analytics」「Operations Orchestration」「Automated Service Modeler」「HPE Cloud Optimizer」を統合しており、HPE Verticaを活用することで、複数のツール、場所、デバイスから生成されたデータの分析が可能になる。

 スイートは現在、単体製品として提供されており、「HPE Helion Cloud Suite」と連携する。また、スイートは「HPE OneView」との連携にも対応しており、インフラを包括的にカバーできる。さらに、製品ののさらなるアップデートも、年内に予定している。