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管理機能を強化した標的型攻撃対策ソフト「FFR yaraiシリーズ」新版

Windows 8/8.1などもサポート

 株式会社FFRIは17日、標的型攻撃対策ソフト「FFR yaraiシリーズ」の新版「同 Version2.4」を発表した。Windows 8などの最新プラットフォームに対応したほか、管理機能を強化しているのが特徴で、同日より提供開始する。

 FFR yaraiシリーズは、4つのヒューリスティックエンジンを用いてマルウェアを検知するセキュリティソフト。シグネチャやパターンファイルに依存しないため、標的型攻撃に利用される未知のマルウェアも高い精度で検知できるという。

 今回の新版では、最新プラットフォームへの対応が強化され、「FFR yarai Version 2.4」ではWindows 8/8.1とWindows Server 2012を、統合管理ツールの「FFR Enterprise Management Console Version 2.4」ではWindows Server 2012を、それぞれサポートした。

 またFFR yarai Version 2.4では、SIEM(セキュリティ情報・イベント管理)などのログ管理製品との連携を意識し、検知端末、ファイルパス、検出理由といった情報を任意の送信先に通知できる「syslog通知」が搭載されている。

 一方のFFR Enterprise Management Console Version 2.4では、クライアント管理機能を改善。クライアントからのアクセス状況を定期的に管理し、オンライン/オフライン判定を強化したことに加え、クライアントのサービス状態の表示に対応した。

 また、デフォルトで配布されるライセンス、ポリシー、プロキシ情報を設定可能にしたり、クライアントインストール後のフルスキャンを実行可能にしたりするなど、クライアントインストール後の動作設定に対応している。

 さらに、クライアントが検知したマルウェア検体や検出時のログが収集可能になったため、インシデント発生時の情報を的確に収集できるとのこと。このほか、ライセンス管理も強化されている。

石井 一志