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米Supermicro、次世代型の直接液冷ソリューション「DLC-2」発表

 サーバー機器開発などを手がける米国Super Micro Computer(以下、Supermicro)は、Direct Liquid Cooling(DLC、直接液冷)の次世代ソリューション「DLC-2」を発表した。従来の空冷式と比較して消費電力を最大40%削減できるとしている。

「DLC-2」の機器イメージ

 DLC-2は、Supermicro製4Uサーバーにおいて、CPU、GPU、メモリ、PCIeスイッチ、電圧レギュレーター用のコールドプレートを組み込み、冷却を行う。高速ファンやリアドア熱交換器の設置は不要という。

 DLC-2のラック内冷却水分配ユニットにより、ラックあたり250kwの熱を除去できるとしている。スペース削減効果により、床面積に対するコンピューティング密度が向上するともアピールする。

 Supermicroでは、DLC-2による消費電力削減効果について、一般的な空冷式と比較して40%減少させられると説明。また導入から運用などに至るまでの総所有コスト(TCO)の削減効果は最大20%だとしている。