週刊データセンターWatch:

パナソニックグループの基幹データセンターで空調機を大幅削減。キンドリルが技術協力

 キンドリルジャパン株式会社は、カーボンマネジメントソリューションをパナソニックグループに提供し、同グループの基幹データセンターで35台稼働していた空調機のうち、10台を削減できたとの事例を発表した。年間約180トンのCO2削減が見込まれるという。

 今回の事例では、パナソニックグループの基幹システム運用を担当しているパナソニック インフォメーションシステムズ株式会社と協力。キンドリルのサーマルシミュレーション技術を用いて基幹データセンターの温熱環境を検証した。

 この結果、排熱の回り込み、冷風不足などが判明。天井開口やパーティションの設置、ケーブル開口部塞ぎ、ラックデザインの変更を実施したという。これまではデータセンター全体で約35台の空調機を稼働させていたが、対策によって約29%にあたる10台を削減した。