特別企画

Excelでのビッグデータ分析はこんな感じに!~マイクロソフトがデモ披露

2月上旬発売の「Power BI for Office 365」

 日本マイクロソフト株式会社は30日、ビッグデータ関連製品の説明会を開催。Excelでビッグデータ分析ができる「Power BI for Office 365」のデモを披露し、使い慣れたインターフェイスで「Bring Big Data to ONE BILLION People(ビッグデータの民主化)」を実現すると自信をのぞかせた。

 「Power BI for Office 365」は、2013年夏に「Worldwide Partner Conference」で発表されたビッグデータ関連製品だ。「Office 365 ProPlus/Office Professional Plus 2013」の新機能として追加された、Excelで簡単・強力にビッグデータ分析を行うためのアドイン「Power Query」「Power Pivot」「Power View」「Power Map」と、分析したデータを共有・活用するためにクラウドで提供される「Power BIサイト」「Power BI Q&A」、およびモバイルからのアクセスを実現する「Power BI Windowsストアアプリ」で構成される。

 各機能を簡単に紹介すると、「Power Query」はWeb、ファイル、データベースなどからデータをExcelに引っ張ってくるもの。TwitterなどのSNSや、Web上で公開されている統計情報など、さまざまなデータが活用できる。

 「Power Pivot」はセルフサービス型のデータモデリング機能。各種データ同士のひもづけなどを行う。「Power View」は実際に分析を行うための作業スペース。強力なグラフ描画機能を備え、タッチ操作にも対応する。「Power Map」はデータをBing Maps上に表示する機能だ。

 「Power BIサイト」は分析したデータを共有する機能。SharePointの技術などが利用される。「Power BI Q&A」は自然言語によるデータ検索機能。データを作成し共有した後に、そのデータを簡単に再利用できるようになる。

 国内では2014年2月上旬に発売される。価格は月額33ドル~52ドル/ユーザーほどだ(キャンペーンとして月額20ドル/ユーザーで提供されるプランもある)。

「Power BI for Office 365」概要
「Power BI for Office 365」価格。少々ややこしいが、利用するには「Power BI for Office 365」「SharePoint Online Plan2」「Power BI向けExcelアドイン」が必要となる。これらは別々にも提供されているため、すでにどれを持っているか/持っていないかによって複数のSKUが用意される

(川島 弘之)