大手通信企業各社がクラウドサービスの基盤としてApache CloudStackを選択
2012年11月20日 シトリックス・システムズ・ジャパン株式会社 参考資料
(2012年10月17日 米国発プレスリリース抄訳)
報道関係者各位
シトリックス・システムズ・ジャパン株式会社
大手通信企業各社がクラウドサービスの基盤として
Apache CloudStackを選択
グローバルなクラウド展開の成功のために
Citrix CloudPlatform, powered by Apache CloudStackの採用が進む
Citrix(NASDAQ: CTXS)は10月17日、世界の大手通信企業の多くが、次世代のクラウドコンピューティングの基盤として、Citrix CloudPlatform, powered by Apache CloudStackを採用したことを発表しました。これらは通信企業には、BT、China Telecom、EVRY、IDCフロンティア、KDDI、KT、NTTコミュニケーションズおよびSlovak Telecomが含まれます。世界の通信市場におけるCitrixの成功は、世界最大のプロバイダー各社による高度な拡張性を持つクラウドコンピューティング事業の構築を、Citrixが支援してきたという実績でもあります。
この数年の間に出現したパブリックIaaS(Infrastructure-as-a-Service)クラウドによって、個人、開発業者、企業がコンピューティングパワーを利用する形態が変化してきました。ユーザーがクラウドコンピューティングサービスの契約を結んだり、アプリケーションをクラウドに移行したりする理由は、予測不能な需要、厳しい開発スケジュール、コスト節約など、多岐にわたります。Citrixは、CloudPlatformによって、世界の通信プロバイダーがこの市場の需要を生かし、そのお客様と市場に合わせてカスタマイズしたクラウドコンピューティングサービスを提供するために必要な管理ソフトウェアとインフラストラクチャー技術のすべてを提供します。
Citrix CloudPlatformは、Apacheソフトウェア財団において現在インキュベーション段階にあり、市場をリードするオープンソースのクラウド コンピューティング プロジェクトであるApache CloudStackをベースにしています。Apache CloudStackは、その発表以来、上記の大手プロバイダーなどをはじめとした幅広いお客様のご要望にお応えするため、優れた拡張性を持ったIaaSクラウドの構築、管理および配信のためのオープンソースプラットフォームへと、短期間で成長してきました。CloudStackは、現在30,000以上のコミュニティメンバー、多数の認定アプリケーション、数百の本番環境での実稼働実績を持ち、業界最大手各社によるクラウド関連ビジネス収益は、10億ドルを超えています。
前述のような導入が進んでいる背景には、Citrix CloudPlatformが、経済性、弾力性、拡張性を考慮して設計されたオープンソースプラットフォーム上に、本番環境で使用できるクラウドを構築するための最も確実な方法であり、さらにCitrixがビジネスとして関与し、サービスの実現に必要なサポートを提供しているためです。世界中ですでに140以上のお客様に導入された実績を持つCitrix CloudPlatformは、特定のハイパーバイザーにとらわれないオープンなプラットフォームとして、あらゆる規模のお客様において、真のAmazonスタイルのクラウドを構築できるよう支援します。
コメント
IDCフロンティア、取締役 ビジネス推進本部長 中山 一郎 氏
IDCフロンティアは、日本で初めてCitrix Cloud PlatformとApache CloudStackプロジェクトをクラウド基盤として採用したプロバイダーとして、クラウドサービスの最前線で革新的なクラウドコンピューティングサービスである「IDCフロンティア クラウドサービス セルフタイプ」を提供して参りました。国内でのパブリッククラウドサービスへの関心の高まりに対応するため、お客様が求める高い品質、信頼性、技術に対する厳しい要件を満たすソリューションとして、素早く市場に参入できるようテクノロジープロバイダーと提携する必要があり、Citrixやコミュニティと共に、日本でクラウドコンピューティングを推進できることを大変嬉しく思っております。
KDDI、クラウドサービス企画開発部長 中島 昭浩 氏
KDDIは本年7月より、カスタマイズ性や高い信頼性を求める日本企業のニーズに応え、月額課金のプライベートクラウド「KDDIクラウドプラットフォームサービス」を開始しました。本サービスの開始にあたり、世界中の事業者で導入実績があり、オープンソースソフトウェアへの積極的な取り組みで知られる、Citrix CloudPlatformを採用いたしました。Citrixとのパートナーシップにより、KDDIはクラウドサービスの更なる発展に貢献できると確認しております。
NTTコミュニケーションズ、クラウドサービス部長 田中 基夫 氏
業界がクラウドベースのソリューションへの移行を続ける中、当社は提携パートナー各社がこの市場セグメントで進む急速な成長を活用できるようにする製品/サービスを開発することに注力しながら、クラウドのメリットを中小企業に提供する事業にも力を入れてきました。Apache CloudStackに関連してCitrixと提携し、商用のCitrix CloudPlatformを利用することで、「クラウド」と呼ぶ柔軟、スケーラブル、費用効率に優れたグローバルなパブリッククラウドサービスを立ち上げました。これで、市場化期間を短縮し、優れた信頼性のあるソリューションを開発して、パートナー各社の事業機会を拡大することができます。NTTコミュニケーションズは、「グローバルクラウドビジョン」のもと、ネットワーク/データセンターからクラウド/アプリケーションまでを、エンド・エンドかつワンストップで提供するグローバルシームレスなサービスの展開に積極的に取り組んでいます。Citrix社が提供する海外でも実績豊富なCitrix CloudPlatformを採用することで、低価格で豊富なAPIを備えた拡張性の高いパブリッククラウドサービス「Bizホスティング Cloud」の日米データセンターでの提供を実現しています。
Citrix クラウド プラットフォーム グループ
バイスプレジデント 兼 ゼネラルマネージャー サミール ドラキア
クラウド時代の最大の勝者は、真のAmazonスタイルのアーキテクチャーで全体が設計され、本番環境クラウドの規模における実力が立証済みであり、Amazonのアーキテクチャーとの互換性を有し、オープンソースに協力を惜しまない、そんなプラットフォーム上に構築されたクラウドになるに違いありません。これらの通信プロバイダー間で、その中核となるインフラストラクチャーサービスをCitrix CloudPlatformに委ねる傾向が世界規模で広がっているということは、この市場における当社のポジションが広く理解され、認められているからにほかなりません。
※ 日本では取り扱っていない製品やサービスが含まれている場合がございます。
Citrixについて
Citrix(NASDAQ:CTXS)は、クラウドの時代においてどのように人々が働き、ビジネスを拡大し、ITシステムと協調するかを変革する企業です。市場をリードするクラウド、コラボレーション、ネットワーキングおよび仮想化技術に基づき、シトリックスはテレワークによるワークスタイルやクラウドサービスの原動力として、26万社のお客様のITシステムを簡素化し、より利用しやすいものに変革しています。シトリックスの製品とサービスは全インターネットユーザーの75パーセントが毎日利用しており、100か国、1万社を超える企業とパートナー関係を結んでいます。2011年度の年間売上高は22億1,000万ドルでした。
シトリックスの詳細についてはwww.citrix.comをご覧ください。