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ウイングアーク1st、BIダッシュボード「MotionBoard Cloud」でIoT対応などのアップデート

 ウイングアーク1st株式会社は25日、クラウド型のBIダッシュボードサービス「MotionBoard Cloud」において、IoT対応をはじめとしたアップデートを実施した。

 「MotionBoard Cloud」は、専門知識を必要とせずに、クラウドやモバイル環境で見たい情報を可視化できるサービス。

 今回のアップデートでは、集計・分析された結果をレポートとして報告するための業務効率を高めるExcel、PowerPointへの出力機能を追加。一度フォーマットを設定しておけば、常に最新の情報をレポートに出力させることができ、報告資料のグラフや集計表の作成を効率的に行える。

 また、モノやセンターなどのIoTデータとシームレスにつなぐためのリアルタイム用APIを公開し、MQTTにも対応。工場内の機器や、販売先に納品した設備のセンサーデータをリアルタイムに可視化し、モニタリングできる環境が構築でき、しきい値を設けたアラートにより設備の予防保全や機器故障による設備停止などの防止に適用できる。

 スマートフォンをセンサーデバイスとして利用できる新開発のスマートフォン用アプリ「IoT Agent」の提供も開始。例えばタクシードライバーの場合、IoT Agentから取得した位置情報を地図上にマッピングすることで、ドライバーの走行状態を確認でき、新人ドライバーはベテランドライバーとの走行の違いを確認し、乗客を捕まえるポイントを知ることや、道順の学習に役立てることができるとしている。

 リアルタイムデータの可視化を実現する新機能は、「IoT Edition」として新たなラインナップで提供。IoT Editionの利用料金は月額9万円(10ID、税別)から。

三柳 英樹