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SCSK、ワークフロー機能を拡張したERPパッケージ「ProActive E2」新版

 SCSK株式会社は1日、ERPパッケージ「ProActive E2」において、機能強化版を提供すると発表した。社内の多様な申請業務をプログラミングレスで自由に作成できる「ワークフロー機能」の拡張や、マイナンバー管理のセキュリティ強化を実現する「クライアント認証」オプションの追加などが行われている。

 「ProActive E2」は、会計、貿易管理を含む販売・購買在庫管理、資産管理、人事・給与・人材マネジメントなど、全16の業務システムで構成されているERPパッケージ。

 今回の機能強化版では、従来は会計・販売管理の伝票や人事の現況申請に限定されていた「承認ワークフロー機能」を、多目的に利用できる「ワークフロー機能」へと拡張した。さまざまな種類の申請画面を、「どのような項目を」「どのようなレイアウトで」「どのように制御させるか」について、プログラム開発の必要なく、パラメータ設定により自動生成可能。これにより、稟議(りんぎ)書など、すべての社内申請業務を「ProActive E2」に集約できるという。

 なお、すでにProActiveを利用中で保守契約を締結済みのユーザーに対し、対応プログラムを無償で提供するとのこと。

 また、「ProActive E2」個人番号管理システムに接続可能なクライアント端末を限定するクライアント認証機能を、オプションとして用意した。標準機能として提供している「個人番号の暗号化」「メニューによる利用者制限」「パスワードによるアクセス制限」に加え、マイナンバーを取り扱えるクライアントPCを物理的に制限することで、より強固な安全管理措置が可能になるとしている。価格は30万円(税別)で、個人番号管理システムのオプションとして提供される。

石井 一志