ネイチャーズウェイ、「スーパーカクテル」ベースの基幹システムをAWSクラウドへ移行

　株式会社システムサポート（以下、STS）は14日、株式会社ネイチャーズウェイの基幹システムをAmazon Web Services（AWS）のクラウド基盤上に移行したと発表した。この移行作業は、9月14日より開始され、半月で終了している。

　ネイチャーズウェイは、ナチュラル・オーガニックコスメ製品の輸入・製造・販売を行う企業。同社ではそれまで、ERPパッケージ/基幹業務システム「スーパーカクテルシリーズ」をオンプレミスのデータセンター環境で利用していたが、基幹システムのハードウェア保守契約が切れること、利用しているデータセンターの移転、およびそれに伴う費用負担の可能性が生じことなどを受けて、システムの移行を決断した。

　その際、既存環境で課題となっていた、バックアップやシステム監視の問題も解決可能なことから、AWSのクラウド環境を選択。ベンダー選択にあたっては、中部エリアに担当者がいること、レスポンスが早いことなどが決め手となり、STSを選定したという。

　移行されたのは、スーパーカクテル用のアプリケーションサーバーとデータベースサーバー、データ連携ソフト「DataSpider」用サーバーと、BI・情報活用ツール「Dr.Sum」用サーバーで、従来はオンプレミスのNASを利用していたバックアップ環境をクラウド化したほか、未実装だったシステム監視に対応。また、システムの管理運用工数削減も実現した。

　今後は、サーバーの管理運用工数を削減するため、オンプレミス環境のファイルサーバーやレガシーシステム、またホスティングされているEDIサーバーも、クラウド移行を検討する予定だ。