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キヤノンITS、データ暗号化ソフト「DESlock Plus Pro」法人ライセンス製品を発売

 キヤノンITソリューションズ株式会社(キヤノンITS)は15日、マイナンバー制度(社会保障・税番号制度)への対応や、標的型攻撃に対する情報漏えい対策の需要の高まりを受け、データ暗号化ソフト「DESlock Plus Pro」の法人ライセンス製品を販売開始した。

 DESlock Plus Proは、PCやリムーバブルメディアなどの盗難や紛失から機密情報の漏えいを防ぐための機能、電子メールによる機密情報の漏えいを防ぐための機能、不要になった機密情報を完全抹消して機密情報の漏えいを防ぐための機能などを持つデータ暗号化ソフト。法人向けライセンス製品では、クライアント管理用プログラムも利用できるため、効率的な運用管理ができる。

 マイナンバー制度における対策としては、社外へ持ち出すHDDやリムーバブルメディアを暗号化して盗難や紛失から重要な機密情報を守ることができるほか、インターネットで外部に送信する場合の情報漏えい対策など、「特定個人情報の適正な取扱いに関するガイドライン(事業者編)」の安全管理措置に沿った対応ができる。

 また、標的型攻撃によってファイアウォールやウイルス対策ソフトでの入口対策や内部対策が突破された場合でも、DESlock Plus Proによって社内の機密情報が記載されたファイルやフォルダーを暗号化しておくことで、機密情報の漏えい(読み取り)を防ぐことができる。

 動作環境は、クライアントプログラムがWindows 8.1/8/7。クライアント管理用プログラムがWindows Server 2012 R2/2012/2008 R2/2008。企業向けライセンスの価格(税別)は、6~24ライセンスの場合で1ライセンスにつき新規が年間1万2500円、更新が年間3450円。このほか、教育機関向け、官公庁向けの価格体系が用意される。

マイナンバー制度への対応のイメージ図
標的型攻撃対策のイメージ図

三柳 英樹