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SBT、Microsoft Azure上でAdobe Experience Managerを提供するソリューション

クラウド基盤からコンテンツ管理までのデジタルマーケティング環境をサポート

 ソフトバンク・テクノロジー株式会社(以下、SBT)とミラクル・リナックス株式会社は14日、アドビ システムズ株式会社(アドビ)のWebコンテンツ管理ソリューション「Adobe Experience Manager」をMicrosoft Azure環境から提供する「Adobe Experience Manager on Azure」を発表した。

 Adobe Experience Managerは、Webサイトをはじめモバイル、メール、コミュニティといったさまざまなデジタルチャネルのコンテンツを制作・管理・配信できるコンテンツ管理ソリューション。単にWebコンテンツを作成・配信するだけでなく、サイトを訪れたユーザー個々に対し、パーソナライズされたコンテンツの配信を行うことができる。また、管理機能による分析をビジネスユーザーだけで迅速に実施できるのも特徴とした。

 今回提供するAdobe Experience Manager on Azureでは、このAdobe Experience Managerを、Microsoft Azure上のAsianux Server(MIRACLE LINUX)を基盤として構築し、SBTによる検証を行った上で提供する。

 これを利用すると、Microsoft Azure、Linux OS、Adobe Experience Managerの運用監視などの窓口を一本化できるほか、アドビ、マイクロソフト、Linux OSのサポートやコンサルティングについても、包括的なサポートを提供できるとした。なお、すべての手続き、法令、サポート、決済(円)が国内で完結できる点も特徴という。

 SBTでは、2014年7月にミラクル・リナックスを子会社化し、2015年9月からは、Microsoft AzureにおけるLinux OSのトータルサポートを行う「Azure マネージドサービス Asianux Standard Support」といったサービスを提供している。両社では、こうしたMicrosoft Azureのサービス利用をトータルでサポートする体制を整備しており、今回のAdobe Experience Manager on Azureは、Microsoft Azure上のAsianux Serverに構築する商用アプリケーションの第1弾として提供されるとのことだ。

石井 一志