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Asianux Server 4がAzure Marketplaceで販売開始

エンタープライズ向けLinux OSで国産初のMicrosoft Azure認証を取得

 ミラクル・リナックス株式会社は1日、Microsoft Azureの認証テストで、自社のエンタープライズ向けLinux OS「Asianux Server 4(MIRACLE LINUX V6)」が全テストをクリアしたと発表した。

 これに伴い、米国子会社のMIRACLE LINUX AMERICAを通じて、Azure Marketplaceでの販売を開始するとともに、同製品のサポートメニューとして「Asianux for Cloud Standard Support」を提供する。なおAsianux Server 4は、Azure認証エンタープライズLinux OSとして、国産初の動作保証済み製品になるという。

 Microsoft Azureは、日本の法律に準拠して展開されているため、日本国内での導入が容易なことから、日本の企業ユーザーや公共組織も含めて導入数が増加しているとのことで、ミラクル・リナックスはAsianux Server 4の認定取得によって、日本の企業ユーザー向けに、安心して日本語サポートを受けられるエンタープライズLinuxの選択肢を増やしたとしている。

 さらに、Microsoft Azureと同様に、日本円で決済可能なため、為替リスクの不安を払拭できるとした。

 なおMicrosoft Azure上で利用するAsianux Server 4のサポートサービスは、ミラクル・リナックスより販売する。また、販売パートナーやソリューションパートナーを募集しており、同日現在、ソフトバンク・テクノロジー株式会社が両パートナーになっているとのこと。

石井 一志