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グルージェントとソースポッドが提携、企業向けクラウドセキュリティソリューションを共同開発

 サイオステクノロジーの子会社である株式会社グルージェントと、株式会社ソースポッドは8日、企業向けクラウドセキュリティソリューション分野で提携すると発表した。双方の製品を連携してセキュリティを強化するソリューションを共同開発・提供する。

 その第1弾としては、Office 365環境でソースポッドのクラウドメール誤送信対策「SPC Mailエスティー」を利用する企業向けに、グルージェントの「Gluegent Gate」とAPIによる連携を実現し、Office 365とSPC Mailエスティーのアカウントを一元管理できるようにする「アカウント連携オプション」を、ソースポッドが提供するとのこと。提供開始は7月21日の予定で、初期費用が20万円(税別)。

 グルージェントが提供しているGluegent Gateは、Office 365やGoogle Appsなどの各種クラウドサービスに対し、特定のネットワークや許可された端末(PC、スマートフォン、携帯電話)のみにアクセスを制限するなど、各社のポリシーに沿ったアクセス制御を可能にするクラウドセキュリティソリューション。統合ID管理やシングルサインオン(SSO)といった機能も、あわせて提供されている。

 一方、ソースポッドのSPC Mailエスティーは、Office 365やGoogle Appsをはじめとする、リレー設定可能なクラウドメール向けのメール誤送信対策サービス。今回提供開始する「アカウント連携オプション」により、Office 365とSPC Mailエスティーのユーザー企業は、Gluegent Gateを利用することによって、双方のアカウントを一元管理できるようになる。それぞれのアカウントメンテナンスが不要になるため、アカウント管理の工数を削減できるとのこと。

 また今後は、協業の第2弾として、Gluegent Gate経由でアカウント認証を行うことにより、SPC Mailエスティーの自己承認、一時保留、上長承認といったWeb確認画面へログイン認証を省略できるシングルサインオン機能を、近日中に提供する予定だ。

 なお、今回のサービス提供に伴い、販売開始から2015年12月末までに、Gluegent Gate利用環境下で新規にSPC Mailエスティーを導入したユーザーには、アカウント連携オプションの初期費用を無償にするキャンペーンも実施する。

石井 一志