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グリッドアーキテクチャでクライアント仮想化に驚きの性能を!
Ericon製の次世代コネクションブローカー、アシストが販売
(2015/5/28 06:00)
株式会社アシストは27日、イスラエルEricom Softwareのクライアント仮想化製品「Ericom PowerTeam WebConnect」の後継製品となる新しいコネクションブローカー「Ericom Connect」日本語対応版を発表した。8月3日付で出荷を開始する。
Ericom Connectは、クライアント仮想化に必要となるコネクションブローカーに、セッション情報と構成情報を格納するデータベースとビジネスロジックのすべてをメモリ上に配置するグリッドアーキテクチャを採り入れたのが特長。「世界で初」という。
従来製品と比べると100倍の性能を実現し、1台のサーバーで10万のアクセス要求を同時処理できるという。また、複数のEricom Connectサーバーで1つのグリッドを構成することで、さらなる処理性能の向上、自動負荷分散、冗長性の確保が可能となる。
従来型のクライアント仮想化で大規模な利用環境を実現するには、システムの大規模化・複雑化が課題だったが、Ericom Connectではスモールスタートが可能なほか、数万人規模に拡大してもシンプルなシステム構成を維持。
サーバー1台で10万アクセス、配信リソースとして数千台のバックエンドサーバーをサポートしながら、直感的に操作ができるWeb GUI上から、地理的・物理的に分散したグリッドのすべての設定・管理・モニタリングが行えるという。
導入設定時にはActive Directoryのユーザーグループに対して、サーバーリソース上の公開アプリを自動的にひも付けるためすぐに利用できるほか、ユーザー単位で特定アプリのセッションレベルでコピー&ペーストを禁止するといった詳細なセキュリティポリシーが設定できる。
ダッシュボードからはシステムリソース、ユーザー、セッションの状況を俯瞰でき、ユーザー行動の把握、システム負荷とヘルスチェック、問題発生時のアラートによる迅速対応を支援。システムの利用データは一元的にSQL Serverに蓄積され、レポート機能で分析することが可能。
ユーザー端末は、Windows、Mac、Linux、タブレット、スマートフォン、Chromebook、シンクライアントなどに対応。あらゆる端末からWindowsデスクトップとアプリへのアクセスを実現する。
国内販売に伴い、管理コンソール、ユーザー画面、マニュアル類のすべてが日本語済み。アシストは国内総販売代理店として8月3日から出荷を開始する。