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ISAO、Microsoft Azure専用のパッケージサービス「くらまねfor Azure」
(2015/4/14 12:46)
株式会社ISAOは13日、Microsoft Azure向けのパッケージサービス「くらまねfor Azure」を発表した。システム環境の構築と24時間365日の運用・監視サービスをトータルに提供するという。
「くらまねfor Azure」は、Microsoft Azureをインフラに利用したシステム環境の構築と運用・監視を、セットで提供するサービス。マネージドサービスを最小1台から提供でき、顧客の環境に応じたスモールスタートに対応するほか、ISAOはマイクロソフト認定の「ライセンシングソリューションパートナー(LSP)」であることから、クラウドの契約から運用までをワンストップで提供できるのもメリットという。
ラインアップは3種類を用意した。1つ目の「標準パッケージ」は、新規システムの構築だけでなく、既存オンプレミス環境やほかのクラウドサービスからの移行、検証・開発環境の構築など、多様なケースでの利用に適用可能なパッケージ。構成ヒアリングから、要件定義、設計、サーバー構築、運用・監視までを一貫して提供する。また構築後の運用・監視についても、専門スタッフが24時間365日体制で正常稼働をサポートするとのことで、サーバー・ネットワークの監視から障害内容の切り分け、復旧作業までを、要望に応じて実施するとした。
価格例は、システム構築は個別見積もり、マネージドサービスは1インスタンスあたり月額2万円からで、別途Microsoft Azureのライセンス費用が必要になる。
2つ目の「ゲームパッケージ」は、ソーシャルゲーム、ネイティブアプリ、Webサービスなどに最適化したパッケージ。ゲームの開発環境や負荷に応じたクラウド構成の提案と構築を行うとのことで、冗長構成や負荷分散構成といったインフラ構成、WAMP、Photon、Unityをはじめとした各種ミドルウェアの導入・設定にも対応する。
価格例は、10インスタンスまでの場合、初期費用が20万円、月額費用が18万円。別途、Microsoft Azureのライセンス費用も必要になる。
3つ目の「監視パッケージ」は、Microsoft Azure環境の24時間365日監視のみを行うパッケージ。オープンソースの統合監視ツール「Zabbix」を用いた監視システムにより対象を設定し、システム監視通知を有人監視で判断して、顧客へエスカレーションする。単純な監視だけでなく、検知内容のエスカレーション、サービスの動作確認、一次切り分けや復旧作業など、システムに応じたカスタマイズにも対応するほか、オンプレミスとのハイブリッド構成やマルチクラウド環境もサポートするとした。
価格例は、10インスタンスまでの場合、初期費用が10万円、月額費用が9万円。別途、Microsoft Azureのライセンス費用も必要になる。