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ZabbixのPostgreSQL監視テンプレートに冗長構成を監視する新機能
(2015/4/10 12:19)
SRA OSS 日本支社とTIS株式会社は10日、PostgreSQLの稼働情報および性能監視を、オープンソースの統合監視ツールZabbixから行えるテンプレート「PostgreSQL monitoring template for Zabbix」において、冗長構成の監視機能を追加した新版「同 version 2.0」を、3月31日に公開したと発表した。
「PostgreSQL monitoring template for Zabbix」は、PostgreSQLの稼働情報および性能監視をZabbixから行えるようにするテンプレート。両社によって共同開発され、2013年11月より、オープンソースソフトウェア(OSS)として公開された。具体的な機能としては、死活監視、ログ監視、リソース監視、データベース監視、性能監視などをZabbixの機能を用いて行うことが可能で、しきい値によるアラート設定や、監視データの蓄積による分析なども実施できる。
今回の新版では、PostgreSQLが単体で稼働するサーバーの監視機能に加え、PostgreSQLが標準搭載するデータベースレプリケーション機能「Streaming Replication」や、複数のPostgreSQLサーバーで構成されたクラスタを統合管理するツール「pgpool-Ⅱ」を使った冗長構成・負荷分散構成など、データベースシステム全体での稼働状況の監視が可能になった。
なおSRA OSSでは、「Zabbixサポートサービス」で「PostgreSQL monitoring template for Zabbix」をサポート対象にする予定とのこと。一方のTISでも、OSS関連サービス「TISエンタープライズOSSサポートサービス」の「Zabbix」および「PostgreSQL」サポート契約者向けに、「PostgreSQL monitoring template for Zabbix」を無償オプションとして提供するとしている。