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使い勝手が進化したWebワークフロー「楽々WorkflowII Ver.7.0」

複数の申請業務を一括実行できる「まとめ申請機能」なども

 住友電工情報システム株式会社は19日、Webワークフローシステムの新版「楽々WorkflowII Ver.7.0」を発表した。使い勝手を向上させているのが特徴とのことで、4月1日より販売開始する。

 「楽々WorkflowII」は、企業内での申請・承認・決裁のワークフローを電子化し、業務の見える化を実現するソフトウェア。短期間で利用開始したい場合にも、ERPなどの基幹システムと連携させ本格的ワークフローを実現したい場合にも利用できるため、2005年の発売以来、多くの企業に導入されてきたという。

 今回の新版では、従来の画面に加えて、一目でやるべき作業がわかり、簡単に操作できる新しい画面デザインを選択できるようにした。新しいトップ画面には「申請する」「承認する」「探す」など、よく使う機能をワンタッチで呼び出せる大きなパネルと、さまざまな申請業務をスムーズに切り替えられるフォルダーツリーが配置される。また、「承認待ち件数」「申請待ち件数」「否認件数」「差し戻し件数」など、自分が処理すべき作業が一目でわかるような件数表示が追加されているので、初めて操作するユーザーでも迷わず利用できるとのこと。

 さらに、入社・退職に伴う各種申請、婚姻・転勤に伴う各種申請、PCの新設・廃止に伴う各種申請など、ひとつのイベントに伴う複数の申請業務をまとめて行える「まとめ申請機能」を追加した。各申請は、同時進行で進めることも、先行した申請が承認されると次の申請を起動することも可能で、複数の申請に何度も同じ内容を入力する手間を軽減し、必要な申請が漏れることを防ぐという。

 このほか、出張旅費申請での交通費の確認に便利な「路線検索」オプションを追加。グループウェアに楽々WorkflowIIの画面を埋め込むためのガジェットも提供され、グループウェアの画面に楽々WorkflowIIの申請・承認状況を表示し、処理すべき申請があればワンクリックで楽々WorkflowIIの承認画面に遷移する、といったことも可能になる。

 1CPUあたりのパッケージライセンス価格は、Linux版・Windows版が各250万円(税別)、UNIX版が350万円(税別)。「楽々Framework3/楽々FrameworkII」購入済み、または同時購入の企業に向けた割引価格も設定されている。

石井 一志