ニュース

多言語やスマートデバイスへの対応を強化したWebワークフロー「楽々WorkflowII Ver.6.3」

 住友電工情報システム株式会社は16日、Webワークフローシステムの新版「楽々WorkflowII Ver.6.3」を販売を開始すると発表した。

 「楽々WorkflowII」は、企業内での申請・承認・決裁のワークフローを電子化するソフト。新版では、定期的に行われる人事異動や組織改正において、人事異動や組織改正の情報を事前に登録できる「人事情報予約機能」を追加した。従来は、異動や改正の当日または前日に管理者が情報を更新する必要があったが、これによって管理者の負担を軽減できるという。またスケジュール登録をしておけば、自動で更新することも可能とのこと。

 2つ目の強化点としては、従来対応していた日・英・中の3言語に加えて、ユーザー企業自身が利用できる言語を登録できるようになった。利用したい言語の翻訳情報を準備するだけで、利用可能な言語を簡単に増やすことができる。さらに、スマートデバイス用に専用のインターフェイスを備えた申請画面が新たに追加された。

 このほか、要望が多かったという否決機能や連続承認機能を新たに搭載している。従来、ワークフローで否決された文書は、申請者に未処理文書として戻るだけだったが、否決された情報を関係者が閲覧できるようになった。一方の連続承認機能は、承認画面で承認した後に、一覧画面に戻らず連続して次の文書の承認画面を表示できる機能で、承認者の使い勝手が向上している。

 「楽々WorkflowII」の価格は、1CPUあたり、Linux版・Windows版が250万円(税別)、UNIX版が350万円。なお、「楽々FrameworkII」をすでに利用している、あるいは同時購入する場合には優待価格で提供されるとのこと。

スマートデバイス用の申請画面