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ウイングアーク、帳票のさらなる活用を促進する「帳票電子活用ソリューション」

帳票基盤ソリューション「SVF」も強化

 ウイングアーク1st株式会社(ウイングアーク)は18日、紙による帳票運用の流れを変えずに電子化し、帳票のさらなる活用を促進する「帳票電子活用ソリューション」を発表した。また同時に、「帳票電子活用ソリューション」との連携を強化した帳票基盤ソリューション「SVF」の新版「SVF Ver.9.2 SP2」を発表している。

 「帳票電子活用ソリューション」は、PDF帳票専用の保管検索ツール「SVF PDF Archiver」、PDF帳票の自動振り分けツール「SVF PDF Loader」、タブレット連携ツール「SVF for Tablet」を組み合わせて提供するもの。紙による帳票運用の流れを、運用ルールを変えることなく電子化し一元管理するため、PDF帳票を素早く検索し、業務現場で利用されるタブレット上でも帳票を活用できるようにする。

 またSVFと連携させることで、基幹システムとシームレスな帳票の運用環境を構築することが可能になるほか、SVF以外のPDFファイルも管理ができるため、企業内におけるPDFの帳票活用が促進できるとした。

 価格は、SVF PDF Archiver Ver.9.2が1サーバー180万円(税別)から、SVF PDF Loader Ver.9.2が1サーバー50万円(税別)から、SVF for Tablet Ver.9.2が20同時ログイン接続ライセンスで80万円(税別)から。

 一方のSVFは、企業の帳票やドキュメントを、設計開発から出力まで全社的に一元管理するための、帳票基盤ソリューション。新版では、「帳票電子活用ソリューション」と連携するために、フィールドにデータ型および検索定義を新たに追加し、検索条件を強化している。

 また、2次元バーコード機能も強化され、1つのQRコードに収まらないデータを出力するため、連結QRコードに対応したほか、国内では手術用のハサミやメスなど、欧州では医薬品などで標準とされている「GS1 DataMatrix」に対応した。

 さらに、プリンター設定が拡張され。プレプリント用紙と普通紙への印刷設定を、1つのフォームで行えるようになった。このほか、RDEのユーザー管理機能を拡張し、Active Directory連携を追加している。

石井 一志