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ネットワンが“超”垂直統合製品を発売、「VMware EVO:RAIL」のOEM製品
2Uで高性能な仮想基盤を実現
(2014/9/26 16:25)
ネットワンシステムズ株式会社(以下、ネットワン)は、米VMwareとOEM契約を締結。2Uの高さにサーバー・ストレージ・ネットワーク・仮想化ソフト・管理ソフトを統合し、高性能な仮想基盤を実現する“超”垂直統合型アプライアンス製品「NetOne Integrated System Appliance for VMware EVO:RAIL(以下、NetOne EVO:RAIL)」の国内初の販売を10月1日より開始する。主な販売対象は、中規模~大規模企業、官公庁・自治体、クラウドサービス事業者。価格は、3年保守込みで3000万円(税別)からで、目標売上は2014年度で30億円。
NetOne EVO:RAILの特長は、VMwareのSoftware-Defined DataCenter製品群によって、導入・運用・拡張の劇的な簡素化を実現することで、仮想環境の導入・運用コストを大幅に削減できる点。
高さわずか2Uの垂直統合製品に、仮想マシン100台や仮想デスクトップ250台を収容可能。固定構成なので設計・構築が最小限で済み、仮想基盤を15分ほどの簡単な操作で導入できる。また、追加接続したNetOne EVO:RAIL(現在4台まで)を自動的に認識し、1クリックでスケールできる拡張性も備える。
ノードあたりのスペックは、Xeon E5-2620v2(2.10GHz/6コア)×2個、192GBメモリ、、10Gigabit Ethernet(GbE)×2/GbE×1(管理用)。ディスクは2U/4ノードで14.4TB HDD/1.6TB SSD(R/Wキャッシュ用)を搭載。ソフトは仮想環境設定ソフト「EVO:RAIL Deployment Configuration and Management」、ストレージ仮想化ソフト「VMware Virtual SAN」、サーバー仮想化ソフト「VMware vSphere」、仮想環境管理ソフト「VMware vCenter Server Appliance」、ログ管理・解析ソフト「VMware vCenter Log Insight」を搭載する。
ネットワンの強みである高度なネットワーク技術を生かすことで、より一層シンプルな仮想基盤を構築できるとのことで、それ以外にもセキュリティや負荷分散などの仮想アプライアンスによる高度な仮想基盤ソリューション、仮想デスクトップやコラボレーションツールによるワークスタイル変革ソリューション、さらなる安定稼働と運用負荷軽減を実現する遠隔モニタリングサービスといった付加価値も提供する。
将来的には、NetOne EVO:RAILを導入したオンプレミス環境と、VMwareのクラウドサービス「VMware vCloud Air」や、NetOne EVO:RAILを導入したクラウド事業者を、高度なネットワーク技術で連携させ、高品質なハイブリッドクラウド環境も構築するとしている。