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キヤノンITS、スマートデバイス対応を強化したメールフィルタリングソフト新版

 キヤノンITソリューションズ株式会社(以下、キヤノンITS)は18日、メールフィルタリングソフト「GUARDIANWALL(ガーディアンウォール)」の新版「同 Ver7.5.01」を同日より提供開始すると発表した。

 GUARDIANWALLは、メールに含まれるキーワードや添付ファイルの種類などの各種検査と、送受信先の配送条件を組み合わせることで情報漏えいを防止する、メールフィルタリング/アーカイブソフト。メール誤送信対策に利用する一時保留機能や添付ファイル自動暗号化機能、メールの利用状況を監査・確認するためのメールアーカイブと全文検索機能に加えて、統計情報やレポートの作成機能も備えている。

 今回の新版ではこれらの機能のうち、保留メールを管理する機能のスマートデバイス対応を行った。スマートデバイスからGUARDIANWALLの管理画面にログインすると、スマートデバイスのWebブラウザに最適化された保留メール管理画面を利用できる。スマートデバイスからPC版の管理画面を使用する場合と比べて、操作性・視認性に優れているため、保留メールの送出/削除/転送/監査といった作業を効率的に行えるという。また、表示文字サイズの変更、パスワード変更の両機能も提供する。

 対応環境はiPad/iPhone(いずれもiOS 7.1)のSafariで、ほかのスマートデバイスについては、順次対応していく予定。

 さらに、GUARDIANWALLが受信したメールを転送する場合に、転送先アドレスをBccで指定できる機能が追加された。従来の転送方法に比べて、元のメールをそのままの形で受信できるため、管理者の確認作業が容易になるとのこと。

 このほか、PC版の保留メール管理画面も操作性の改善が図られており、保留管理画面の「送出BOX」と「削除BOX」に格納されているメールも、「保留BOX」と同様の複数ページ表示に対応している。これにより、各BOXに多数のメールが格納されている場合でも、画面をスクロールすることなくページを切り替えて閲覧できるとしている。

 価格例は、年間サブスクリプションモデルの場合、50ユーザーが62万4000円(税別)、100ユーザーが72万円(税別)、250ユーザーが86万4000円(税別)など。

石井 一志